郵便屋さんちょっと2016 公演情報 劇団扉座「郵便屋さんちょっと2016」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    戯曲も読んでみたいが…
    つか×扉座第2弾。つかこうへい七回忌にあたる為か、至る所でつか作品の舞台上演はあるが老舗劇団の安定性と戯曲のどこを改訂したかわからない時事ネタ絡めた現代版のつか版新作舞台だった。クライマックスに至るまで徹底したつかイズムに嬉し懐かしでついつい涙が出てしまった。
    第1弾はチャイコフスキーで滾らせ、第2弾は一貫したタキシード姿の山中崇史SP。自分の座席からは冒頭の大音量SEに若手役者さんのセリフが聞き取れない部分はあったけど、すぐにそんなことも忘れてしまうセリフの連続と場面についニヤニヤしてしまう。
    「郵便屋さん〜」は初見の為、どうやって幕引くんだろな?と思いつつ、辞令を手渡すシーンから盾持った機動隊との格闘に、見ていてカタルシスを味わうような懐かしさ。
    ジョンと田所が2人並びセリフの掛け合いをする劇団同期姿にも胸熱。

    つか正本や原作戯曲も読んでみたかったが、ロビー物販は扉座関連グッズのみ。版権の関係からかな?
    いろいろな関係で多分映像化は難しいと思うので、興味ある人は見に行ったら良いさ〜。約130分。

    ネタバレBOX

    個人的な印象として、生前時は高橋春男氏や和田誠氏が描くような顔しか思い浮かばないんだが、巨人が好きでバカとブスが嫌いで前向きサディスティックでマゾ体質ぽいという印象をずっと抱いていたんだが、今回の舞台をみたら、出生や国籍とか、とかくそっちに言いたがるマスコミに悪態ついてそうな、つか舞台そのものでした。劇場を出れば選挙演説真っ最中、今後もこの手の演劇が上演出来る世の中であればいいな、と。

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    2016/06/26 10:15

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