満足度★★★
ダンスが…
舞台は、岡本一家が「箱根丸」でロンドンに向かう船中でした。かの子の愛人2人も一緒なので、その不自然さを説明する所から始まります。とは言っても、それが1つのテーマですが。。。この不自然さは、常識的に凡人には分かりません。それを舞台でどう見せるか、意外と難しいと思います。愛人って、どんな行動をするのか、どんな思いなのか、観客にうまく伝えられたのでしょうか。影絵を使ったり、船のセットなど、演出の工夫が感じられます。俳優も熱演でした。しかしながら、タンゴに拘りのある演出が売りですが、踊りすぎですね。やはり、ダンスが終わって拍手がわいたところで終演なら、すっきりしていたと思います。その後のダンスもカーテンコールのダンスも不要だと思いました。