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アンコールの夜★ご来場ありがとうございました★
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公演情報
KAKUTA「
アンコールの夜★ご来場ありがとうございました★
」の観てきた!クチコミとコメント
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unicorn(1870)
満足度
★★★★
女を読む
面白い。115分。
ネタバレBOX
川上弘美「エイコちゃんのしっぽ」
派遣会社勤務のわたし(多田香織)と小さなしっぽのあるエイコ(とみやまあゆみ)。わたしが派遣先の男にラブホに連れ込まれそうになり、エイコに助けてもらう…。
軽めな作品。笑いもほどほどでいい入りかなと。
小池真理子「生きがい」
飛行機事故で夫と息子のツトムを亡くした私(磯西真喜)が、私の経営するアパートの住人・ノボル(松村泰一郎)の看病で生きる希望を得ていく。ノボルの快復でイライラをぶつけるも、心を打ち明けお母さんの代わりになりたいと告白する。ノボルは母にはなれないと拒否し、あなたは男だと告げ、私はツトムの母でなく父であったと悟る…。
ちょい異常な空気感の作品。狂気じみたとこもありつ空気を高め、オチに繋げる。私の息子を亡くした悲しみと世話したいという欲求が、暗いトーンで描かれる。いい作品。
西加奈子「炎上する君」
以前のアンコールの夜でも観劇した作品。以前より面白く感じられた。終盤の、女であることを呪い男を呪ったという心の声で重めな質感も出しつつ、基本笑える作品になってた。脚が炎上するというファンタジーな側面もありつつ、見ごたえ十分な快作。
江國香織「いつか、ずっと昔」
浩一(成清正紀)と桜を見ているれいこ(四條久美子)は、以前ヘビだったと思い出し付き合ってたヘビと昔を語る。さらに昔は豚だったと思い出し付き合ってた豚と昔を語る。さらにうば貝だった昔を思い出し…。気がつくと目の前に浩一がいて…。
結婚前?の女が振り返る昔の男たち。桜舞う中、決別する力強さとちょっとの祝福感に包まれる。静かだけど、奇妙さと寂しさが同居してジンとくる作品だった。
桑原裕子「女を読む」
弁護士のナオミ(高山奈央子)とアシスタントのアソウ(若狭勝也)は離婚する意向を固め、離婚する。なんで離婚したんだっけとどこかふわっとしたナオミに、アンコールの意味を語るアソウ。先を行くアソウに、静かにアンコールを送るナオミ…。
シメっぽくない別れで描いていき、情感を徐々に出していき、なんとなく同調しちゃう、そんな作品。
変に女女してなくて、率直に楽しめる作品群。カラっとした感じと湿った感じのバランス感覚が上手いと思った。
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2016/05/09 22:31
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