楽屋 公演情報 ママーズ「楽屋」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    楽屋での女優たちの生態を垣間見た
    燐光群アトリエの会が主催して小田急線の梅ヶ丘BOXを会場に開催されている清水邦夫作『楽屋』フェスティバルのママーズ公演を観てきた。これは、大道具や照明・音響オペレーターは共通とし、上演時間を1時間10分以内で『楽屋』という作品を複数の演劇ユニットが競演するするという催し。今回ゴールデン街ガルシアのママである水原香菜恵がママーズというユニットの一員として参加するというので出かけてきた。後で知ったのだが、間接的に交流のある別の役者もこのフェスティバルに獣神というユニットの一員として参加するらしい。
    ちなみに、この催しに参加する団体は18,つまり、18通りの『楽屋』を観ることができるわけだ。

    この『楽屋』という作品は、ある劇場の楽屋で女優1名、一人前の女優になれずに亡くなり成仏できず楽屋に居座る幽霊2名、そして女優の知り合いで劇中後半から幽霊となる1名の4人で演じる女優の本音の語り合い?的なもの。ママーズは子を持つ女優が集まってできたユニット。元新宿梁山泊で活躍した孫貞子、映像・舞台に活動する水原、俳優座所属の桂ゆめ、劇団を組んだりニューヨークでも活動していた西入美咲と様々な経歴の持ち主の集まりで、舞台を観ているとそれぞれの出身と経歴による演技の質の違いがわかって面白い。舞台の山場の設定の仕方に弱さは感じられたが、それはそれでよかったかも。演技では桂の演技が質的に圧倒。西入の演技はもう少し熱が入ってもよかったかなぁ。孫と水原の掛け合いは、なかなかの見物であった。
    会場が若干狭く、遅く入場した客は桟敷席になってしまうのが大変だなぁと言う思い。自分は桟敷になるのがいやだったので、早めに受付を済ませ椅子席最前列で鑑賞。

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    2016/05/06 19:26

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