満足度★★★★
素敵な二人
座を組んで芝居をしていた二人の姉弟が、座員たちに置き去りにされてしまい、仕方なく弟の書いた終わりの無い(終わりの見えないかも・・・と思った)二人芝居をかけることに・・・・。
楽屋での二人のやりとりという設定で、劇中劇が始まり、現実といったりきたりする・・・ライティングがとても繊細に効果的に彼らを照らします。
奈良岡さんが少女に見えたり、やつれた中年女性に見えたり、気位の高い女優に見えたり、すごいです!!!そして、岡本さんのまるで彼女を支配しているような、依存しているような濃密な姉への心情が息苦しかったです。
二人の心は、二人の世界に閉じ込められたままなんだな・・・と、思いました。