「きみがいた時間 ぼくのいく時間」「フォーゲット・ミー・ノット」 公演情報 演劇集団キャラメルボックス「「きみがいた時間 ぼくのいく時間」「フォーゲット・ミー・ノット」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    【フォーゲット・ミー・ノット】 母親の半生と自分の存在
    成井豊さんの書下ろし新作戯曲で、今のところ「クロノス」シリーズ最終作。
    本作の時間旅行の目的は、これまでの「大事な人の命を救うため」ということ
    のような切実さはない。

    「時をかける少女」でもヒロインを演じた木村玲衣さんは、
    本作でも、底抜けに元気で明るいキャラクターが出色!
    舞台で、「自然に可愛らしく底抜けに元気で明るい少女」を
    演じるのはかなり難しい事と思う。

    ネタバレBOX

    筒井俊作さんの真剣で真面目な頑張りは出ていたが、
    本作での特別な部分「自分のために、母親の人生を奪ってしまった」
    という後悔の念と、実際に間近で母の過去・半生を見たことで
    その罪悪感がなくなり、尊敬の念に代わったことなどが、
    より強く出ていたら、もっと感動的な舞台になったと思う。
    再演に期待したい。

    0

    2016/03/28 01:55

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大