満足度★★★★
良い空間。
”茶の間劇”とも呼べるような作品で、上演空間がとてもフィットしている。
「覗き見」してるような…という表現が本当にピッタリだった。
内容は、一昔前の中島敦彦が良く書いていたような雰囲気で、大好きだった『夫婦レコード』の続編のような気がした。
…勿論、作者も演出家も違うのだが。
”外面”と”内面”のこの埋められない差異は、人間生活には不可避な物だろう。
”自分の内なる声”と”自分の行動”が常にギャップを生じているようなものだ。
この類の話は、劇場という空間ではちょっとしらじらしくなりがちなものだが、今回の空間は実に良い!!!
想いを発する時の四姉妹それぞれがとてもエネルギッシュに吐露する演出であったが、全く逆の演出を特に次女に施したパターンがあるなら再度観てみたい。
長女役と四女役が、姉妹だな~という感じで似ていたのがリアルで良かったし、
次女役が素晴らしく美形であったのが、商業演劇の王道を行っているようで好感が持てた。
お茶の間版『細雪』といった感じか。
引き込まれた1時間半だった。
2016/03/01 13:51
ご観劇、「観てきた!」への口コミ、ありがとうございます。
開場時間について不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。
アナウンスを徹底し、お客様にしっかりとご案内できるように善処致します。
またお席なのですが、椅子席と座椅子席をあらかじめ選んでご予約いただいております。
限られた椅子席のため、足腰の悪い方を優先してご案内しております故、指定席のように感じられたかと存じます。
こちらも事前にしっかりアナウンスをしていけたらと思います。
ご指摘いただき、感謝致します。
また、素敵な感想ありがとうございました。
一つ一つのお言葉、とても励みになります。
楽しんでいただけたとのことで、本当に嬉しいです。
また四姉妹に逢いたいと思っていただければ幸いです。