鈍色の水槽 公演情報 ロデオ★座★ヘヴン「鈍色の水槽」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ロデオ☆二度目
    十七戦地舞台「花と魚」+1、ロデオ前作「幻書奇譚」と同作者の舞台をみて、今回。いずれもミステリーの構造に、独特なオチ、それが成立するための世界観や思想についての劇中の議論。総じてそれなりにしっかり「落とす」手腕と、現代人にとって関心のあるテーマについて議論を試みるあたりに、一定の才能を感じる。
     コンパクトにまとめ、そのタイト感がよかったりするが、今回は「説明しきれてなさ」が勿体なく残り、いま少し粘って書き込んでよかったのではないか、と思ったりした。それはそれで良さが削がれてしまうのかも知れないが・・。

    ネタバレBOX

    人間と他の生物の異種交配による子が、人間らしく生きているなら、彼と人間の交配による子はもっと人間らしく生まれてくるだろうから心配ないんじゃないか(もっとも次はイルカ側に近いかも知れないが)・・と、考え始めると荒唐無稽なフィクションではある。
    ただ、種の境界(ひいては様々な境界)を乗り越える、というテーマが流れているので、もっと過激な展開・・周囲の者も「異種愛に目覚めて行く」とか・・があっても良いのでは(一つの比喩であるので)、とも。

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    2016/02/16 18:14

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