満足度★★★
ミステリアスだが
ミステリー仕立ての一種のファンタジーなのだけれど、何か冗長な感じがもったいないと思った。設定に少し無理を入れているのはかまわないし、個々の場面も丁寧に作られているとは思うのだけれど、これだけの長さが必要なのか、という疑問が湧く。ミステリーだからといって説明的にならずに、思い切ってしまっていたら、役者達の力演がもっともっと活かされるのではないかと思う。
満足度★★★★
ロデオ☆二度目
十七戦地舞台「花と魚」+1、ロデオ前作「幻書奇譚」と同作者の舞台をみて、今回。いずれもミステリーの構造に、独特なオチ、それが成立するための世界観や思想についての劇中の議論。総じてそれなりにしっかり「落とす」手腕と、現代人にとって関心のあるテーマについて議論を試みるあたりに、一定の才能を感じる。
コンパクトにまとめ、そのタイト感がよかったりするが、今回は「説明しきれてなさ」が勿体なく残り、いま少し粘って書き込んでよかったのではないか、と思ったりした。それはそれで良さが削がれてしまうのかも知れないが・・。
満足度★★★★★
鈍色
十七戦地の柳井さんが書く大胆な設定と、
ロデオのお二人の繊細で息の合った芝居がグッドバランス。
人の骨格を持つ人魚が打ち上げられるという、このあり得ない設定が
次第にリアルな色合いを帯びて来るプロセスが素晴らしい。
ファンタジーを面白くするのはいつも人間の“裏の顔”だが、
人魚のそれが秀逸。
映像が美しく巧みで、ファンタジーらしい雰囲気と妖しさを盛り上げる。
満足度★★★★★
人魚の正体は…!
上演時間105分。
受付&開場は開演の30分前。
チケット事前予約していたら、
その旨と劇場への道のり案内が書かれたメールが前日に届いていて、
親切でした。
ファンタジーと現実味が絶妙に混じりあっていて、あとをひきます。