満足度★★★
原作未読
筑豊編は漫画で既読。
平成28年に昭和29年の話、どこまでも愚直な理想を求めたい若者達の挑戦と挫折。信介と織江の会話がガジラ方式なのは千葉さんらしいなと思ったり。
とある場面で、唐突に甲斐バンドの「ダイナマイトが150屯〜♪」のフレースを思い出して困った。信介しゃん、時代は違うけど、筑豊から東京の大学生になって仲間と一緒に函館まで行って、苦悩も多いが案外リア充なんじゃなかろうか、お母さんを悲しませずに真面目に大学行けや、と思うのは彼の行動を白い目で見てしまう小市民的感性だからだろうな。それにしても劇中の彼らは昭和一桁前後生まれだろうが、平成の今の年齢だったら80代か…、彼らのような人もいて社会が成り立っているから、なんだかノスタルジーに浸れたよな、そうでもないような。とにかく熱い舞台でした。
リアリズムを追求している劇団白夜の芝居はあんまり好みではないが、町の人=最前列客に配っていたチラシ、どんな文面だったのか読んで見てみたかった。
約2時間。