満足度★★★★★
居場所ひとつの街で、何組かの人々の間で起こる出来事を描いたいくつもの物語が、繋がったり繋がらなかったりしながら進んでいく群像劇。それぞれの場面で人々が見せる切実さや、シチュエーションや人々の関係が絶妙で、誰もが結局は居場所を求めるのだ、と思えて切ない。どこにいてもいいのだと、ただ生きてさえいてくれれば、君の好きな場所で生きていけばいいのだと、最後にそういう言葉が登場人物だけでなく観る者の胸にも小さな灯をともすように感じられた。
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2016/02/15 02:23
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