彼の地 公演情報 彼の地」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★★★

    再演
    市井の人びとを描いた群像劇。その描き方がウマい。細かい部分まで演出の手を抜かないことで完成度が高くなっている。

  • 満足度★★★★★

    生きているということ。
    登場人物たちのそれぞれの問題を描きながら、ぶれない視点と構成の見事さに拍手です。
    役者さんたちが舞台の上で、見事にそれぞれの人生を生きていた気がします。

  • 満足度★★★★

    見届けた。
    かの地出身としては罪深くも初演を見逃し、再演に歓喜、but,ステージ数少ないなァ・・ その少ない一人として見届よう・・ という事で懐かしい地名の出てくるお芝居を堪能した。
     「地域発」の「ご当地ドラマ」企画の中では、名所旧跡を無理やりに取り上げる事なく、当地の「現在」の生活感覚・風俗を軸にした作りがなされていたのが特徴。 それなりに踏み込んだ、バラエティに富むエピソード(フィクション)が織物のように紡がれている。 人間の暗面を見据える作家の視線は健在で、北九州は十分に都会ではあるが、「都市⇔地方」というありがちな図に還元される物語でなく、当地に「現代」を見出し得るドラマであることにより、光った舞台となった。

    ネタバレBOX

    北九州弁のネイティヴと、そうでない人が違和感なく混在する様。
     語尾「・・っちゃろ! これ北九州弁?」 正解は博多文化圏になる(と思う)が、東京人が関西弁使うのと同様、「どぎつさ」(鋭角な感情)を緩和する効果。
     懐かしの皿倉山・・これをサラクラヤマ(サを低音程、ラ以降を高音程で平板=アスカヤマに同じ)と発音していたが、私の周囲では「サラクラサン」(ラクラを高音程で言う=タカオサンに同じ)であった。(正式にはヤマなのだろうけれど)
     同地出身のうずめ劇場は在京で目にできるが、「飛ぶ劇場」は未見であった。 今回中心的な役を演じた同劇団俳優を通して、離れて久しい我が?北九州の空気を呼吸した気がした。 極々個人的感慨であるが。。
  • 満足度★★★★★

    居場所
    ひとつの街で、何組かの人々の間で起こる出来事を描いたいくつもの物語が、繋がったり繋がらなかったりしながら進んでいく群像劇。

    それぞれの場面で人々が見せる切実さや、シチュエーションや人々の関係が絶妙で、誰もが結局は居場所を求めるのだ、と思えて切ない。

    どこにいてもいいのだと、ただ生きてさえいてくれれば、君の好きな場所で生きていけばいいのだと、最後にそういう言葉が登場人物だけでなく観る者の胸にも小さな灯をともすように感じられた。

  • 満足度★★★★★

    初演よりも良かったです。
    2年前の初演も観ていて、凄く良かったのですが、更に良くなってました。オープニングから凄くひき込まれて、くるくる回る舞台セットも凄いし、わかりやすいし、見せ方が上手いなあと。特段変わっている訳ではなく、居そうといえば居そうな人々なのにそれぞれのキャラクターが凄く魅力的でした。

  • 満足度★★

    観てきました
    左右に分割された舞台セット。 登れるようになっていて、上でも演じる。
    回転舞台で よく回る。  

    一人の少年を軸に  その友達や家族など 4組くらいの話が同時に進行していく。  

    2時間20くらい。 けっこう長いが、  結局 何が言いたかったの??っていう感じで、 間延びしちゃってたように思いました。。  

    ネタバレBOX

    KAKUTAの桑原さんが 作演出ということで 気にとまった舞台です。
    正直、観劇後の満足感は 少なかったです。。

    KAKUTAの次作、 5月の朗読劇に 期待してます☆
  • 満足度★★★★

    居場所
    面白い。140分。

    ネタバレBOX

    みていく内にどんどん引き込まれる舞台。登場人物が多く、シーンもどんどん変わるが、しっかり丁寧に作られているからか、やや長めな上演時間でも苦にならない。

    アル中の家族を持つ母と弟や、猫探しをするサラリーマンとヤクザ、復縁を迫る精神疾患な夫とストリッパーな妻、小倉を愛せるか不安な新婚前の女と友人、東京からやってきたものづくりな男とベトナム人、精神疾患な母を亡くした男と噂の占い男などなど。多様な人物造形と背景でもって、メリハリのついたいい作品と思った。
    爆笑はそこま多くないものの、緩めるとこと静かに沁みてくるようなとこの緩急の付け具合は、やっぱり上手だなと。ヤクザな神尾(椎木樹人)の猫を愛するネタは、わかりやすくて自然と笑えた。

    ラスト、ナカヤマ君(脇内圭介)と実父のローブウェーの車掌(美和哲三)の会話で、どこに存在していいかわからない息子に、お前がいるとこが居場所だと告げる父が美しいなと。自分の罪(妻の病みを気づけなかった)を抱えつつ、人の相談にのっていた彼のような人のセリフだけに、グっときた。
  • 満足度★★★★★

    繋がり
    家族との友達との友達とのそして偶然の出会いからの人との繋がりが暖かく感じられる物語でした。
    チャンスあれば、北九州で観てみたいです。

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