満足度★★★
立ち見で観劇千秋楽前日になんとか時間取れ、立ち見観劇。絶え間なく椿が降り注ぐ中、瞽女と時代の禍々しい格差にアホボンな上方色男。終始落下してくる椿の音が時に耳障りだったり、小説の章段落のように各場面の恋路や生き方を区切って展開させていたような印象を持った。その流れか、段田さんの役柄は年齢的に見合ってないんではと、思ったが、能楽堂の山場からの巧みさに引込まれた。瞽女二人が瞬きせずに花道歩く姿、能を舞う、三味線旋律、などなど役者の力量を目の当たりにし、凄いなーと改めて感心。カテコの猿之助丈の堂々たる姿は女座長のような存在感だった。
ネタバレBOX
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2016/02/01 11:35
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