レプリカ 公演情報 d-contents「レプリカ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    レプリカが本物になるとき
    前楽と大楽の2回、観ることができました。
    何気ない一言に実は物語の核心部分への伏線が張られていたりして、それに気づいて2回目の観劇で同じセリフがすごく心に突き刺さりますね。
    魂込めて、命削ってこの舞台を作り上げてきたカンパニーの皆さんのおかげでこの日、会話劇の真髄を観た思いです。
    登場人物のなかで、私が一番共感できた人物は・・・
    伊澤玲さん演じる、枕崎でした。

    ネタバレBOX

    枕崎は柊向との思い出が何もなく、同じ警視庁の上倉や広川のように柊向に夏美の姿を投影することもできない。ただ、純粋に怖かったんだと思う。
    怖いからこそ、それを押さえつけるためにああいう行動を取ってしまい、やがて疑心暗鬼になってしまったのだろう。彼がいちばん人間味あふれる存在だったのかも。
    アンドロイドの暴走よりも怖いもの、それは人間の暴走である。

    0

    2016/01/18 21:22

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大