満足度★★★★
再演を強く希望します。
今年最初の涙。
当日券飛び込みキャンセル待ちでしたが望外の良席で観られ、2時間半休憩無しでも全く問題無く楽しめました。しかし、確かに落涙必至の作品ではあったものの、少々脚本の粗が目につき、主人公への感情移入はしきれませんでした。
物語の大前提となるのは、 アンドロイドだと判明する事が日常を剥奪される事を意味するという必然性なのですが、その大前提が共有されず、観客を置き去りにしたままで物語が進行してしまっているように感じました。
そもそもの疑問ですが、何故アンドロイドは処分されなければならなかったのでしょうか? 劇中ではその理由は「政府の決定」としか語られず、何故その決定に到ったのか、アンドロイドが人類にどのような災禍をもたらす恐れがあるのかの説明が全くありません。
それ故、枕崎刑事が何故一般人に銃を向ける程ヒステリックにアンドロイドを憎み、恐れるのかが判らないので、どうしても彼の方が不当な暴力を振るう絶対悪のようにしか見えず、一人浮いているように感じました。結末に直に繋がるキーパーソンの行動には、それなりの理由付けが無いと物語の説得力を持ち得ません。
そこは、実際にアンドロイドの暴走によって起きた事例、例えば過去に枕崎刑事の家族が暴走したアンドロイドに殺されたなどのエピソードがあれば、アンドロイドを処分しようとする側の正義も説得力を持ち、観客は正義と倫理の狭間で葬られなければならない主人公の悲しみに、もっと寄り添えたのではないかと思いました。
ラストも「?」が残る少々釈然としないものでした。
とは言え、 劇中何度も涙腺が緩み、上倉刑事が感情を露わにする場面ではついに決壊に到りました。 いろいろと惜しい点はありましたが、心に残る作品である事に違いはありません。多くの人に観て欲しい舞台です。再演を強く希望します。
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余談ですが、パンフレットは2000円という値段にしては写真ばかりで内容が薄いですね。もっと作品の内面に踏み込んだ文章などが欲しかったです。あと、あそこまで豪快にネタバレするなら終演後のみの販売にするべきだと思います。
満足度★
驚き
好きな役者さんの客演で見に行った公演
説明を読んで 面白そうだと思ったのだけど
実際に観終わってガッカリ
脚本の詰めが甘い
カーテンコールになっても納得できないし
サスペンスにしたいのか 青春ドラマなのか 親子愛なのか
焦点が絞れない
それぞれの設定に対する伏線が甘いから
どうして そういう言動をするのか今一つ想像も理解も出来ない
音響も 笹塚ファクトリーならもう少し立体的に出来たはず
照明も平べったい
一番ガッカリなのは アイドル芝居
最近の高校生はあんな感じなのかもしれないが
その辺に居る娘を連れてきた感じ
通常 初劇団でも面白ければDVDを予約して帰ってくるのだが
直帰したのも久し振りだ
身近にいる大切な人を想う
前情報をそこまで調べず、ボクラ団義の方が多いということで作中の雰囲気は似たものを感じました。以前観た、忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆の系統があるオープニングなど。舞台上でテンポよく進む。2時間半程で長め。気になる個所も多かったですが、何より熱さがあり面白かったです。
段差のない席だと前寄り芝居はあまり見えませんでした。今回の一番は、大事な人とその命について、観る人たちが自分の目線で感じれるからかなと。場内のすすり泣きは多かった。
満足度★★★★★
公演期間が短いのはもったいない!
皆さまうまく書かれていて ほめ言葉いっぱいで それが出尽くしても なお止まらず~ そんな良い作品だと思います☆
(普段は話の矛盾点や細かいこと 自分は気になるタイプなのですが)
突っ込みどころは確かにあるのだけれど それらがそこまで気にならないのは
伝えたいことが まっすぐそのまま 伝わってくるから。
あと役者さんがみなさんが とても素晴らしかったから。
(数名を除き女性の層が薄かった気はしますが それを男性陣が引き上げていたイメージです)。
会場のすすり泣きがここまで多いのは初めて。
ほかの方も書かれてますが 役者さんだけでなく お客さんのすすり泣きを見て感じるというのも とても良いものなのですね。
最近少しのことでは泣かなくなった私でさえ 涙してしまったです。。
ただこれもほかの方書かれてますが 段差のない席の後ろだったので 観にくかったです。もっと良い席で観れたらもっと良かった。
久保田唱さんの愛がいっぱい詰まっていて そして何よりピュアな作品
年初めに こんな良い作品を観れて良かった
素敵な作品を ありがとう♪
満足度★★★★★
熱かった
座席番号の修正ができなかったんで削除、再アップ。
初めは「そこまでの評価かなー」といったかんじで観ていましたが。徐々に熱量アップ。すごかったです。暗転時に客席からすすり泣く声が聞こえる様は。客から見ても感動ものでした。
いい芝居が観れて幸せです。
満足度★★★★★
今年最初の観劇に相応しい。
2時間30分ほどと伺っていましたが、あっという間に感じました。
前半の緩いスピードから、ハラハラを伴い加速してのエンディングそしてエピローグへの展開がとてもバランスが良くて面白かったです。
作品題材は重いものではありましたが、投げかけられる言葉が自分に響く度に日常で目を反らしていたことを思い出しました。
オープニングの映像演出、ダンスも印象的でした。
当たり前が当たり前でなくなる可能性や、想いを伝えるということを痛感しました。
また、目当ての高田さんの役がもうひとつの意味を担っているのではないかと思いました。不気味さと魅惑もあり、とても良かったです。
こういう作品こそ生で観る醍醐味が伝わる舞台ではないかなと。
期待がそのまま感想に繋がったと思います。
満足度★★★★★
良かった!!
千穐楽も観ました。5日連続の観劇ももうすぐ終わるかと思うと寂しく感じながら観ました。終演から2日経って、、、、、レプリカロスです。まだ余韻に浸っています。良い作品に出逢えて幸せでした。
ただ、もう少し大きい劇場で観たかったかも。D列やE列では見えにくかったのが残念。傾斜のある観易い劇場で観たかった。
満足度★★★★
親の気持ち!
最近の久保田脚本は複雑で、どうしてそこまでやるのーと思っていたが、
今作品は解りやすい個人の内面が深く掘り下げられていて良かったと思う。
最後のオチはありましたが・・・。
女性キャスター跡部役伊喜真理さんの声は本当に美しい!
満足度★★★★
あなたならどうしますか?
生きたいと望んだ人たちと生きてほしいと望んだ人たちの物語。久保田さんの本だけど伏線を張り巡らせて回収しながら一つ一つ解いていくようないつもの頭を使うストーリーではなく、伝えたいテーマが真っ直ぐ届いてくる作品だった。いわゆる"感動モノ"のような泣かせてくる作品で滅多に泣かないのだけれど気づいたら嗚咽を我慢するほどの状態だった。出ている人たちがよく観ている役者さんたちで感情移入しやすかったのだろうか。命をテーマにすると説教臭くなることが多いけれどそんなこともなくただこちらに問いかけてくるような内容で、違う意味で頭を使いながら観た。わたしならどうする?あの人だったらどうする?
上手い役者さんが集まった作品だったけれど特筆すべきはメインの竹石さんと木本さん。詩織は問いかける人で、柊向は答えを出す人。二人の真っ直ぐな想いが伝わった。本当に良かった。
満足度★★★★★
レプリカが本物になるとき
前楽と大楽の2回、観ることができました。
何気ない一言に実は物語の核心部分への伏線が張られていたりして、それに気づいて2回目の観劇で同じセリフがすごく心に突き刺さりますね。
魂込めて、命削ってこの舞台を作り上げてきたカンパニーの皆さんのおかげでこの日、会話劇の真髄を観た思いです。
登場人物のなかで、私が一番共感できた人物は・・・
伊澤玲さん演じる、枕崎でした。
満足度★★★
アンドロイドとの共存をお願いします。
なぜアンドロイドが増えてはいけないのか
どうしてそこまでアンドロイドを嫌うのかがいまいち見えてこなかった。
読本としての内容なら面白いと思うが、これを舞台とするには、場面の設定もよくわからなかったということも踏まえて、色々足りなかった。
そもそも
生きていた人間の記憶をそのまま残して生き返らせるとするならば
なぜ、主人公の記憶が曖昧なのか?(むしろ覚えていない。)
このお話を舞台にするならもっと余韻が必要。
あれこれ盛り込みたいのも分からなくはないが、笑いと涙が会場から興すのが狙いのように感じられた。
前半のボクシングシーンは1/3長かったように思う。
ハッピーエンドにしないととても辛すぎるストーリー。
久保田さん脚本の作品を幾つか観てるが、
ガチで怖いホラーとか書いたら沖野さんの演技も合間ってすごく面白そう。
満足度★★★★★
響きました
ストーリーが進むにつれ、何度も涙腺が緩みました。久保田さん脚本ならではの意外性はありましたが、シンプルな話だったので、とても観易くストレートに心に響きました。役者さん達の演技も、みんな素晴らしかったです。高校生3人組は、一緒にいる楽しさ、仲の良さ、友情が伝わってきました。特に印象的だったのは、主人公を演じた竹石さんで、切ない表情には何度も涙腺が緩み、泣けてきました。自分が生きている事、自分に大切な人がいる事に感謝しなければいけないと切に思いました。心が熱くなる、とても素敵な舞台でした!
満足度★★★★
良い舞台だった・・・!
年明け一発目の久保田さん脚本。いつものボクラ団義作品より分かりやすいストーリーで新鮮だった。
竹石さんの演技の安定感がすごい。特に感情を爆発させるところ。
新年初観劇でこの舞台が観られて良かった。
満足度★★★★★
素晴らしかったです。
実力のある役者さんばかりで、見応えありました。久保田さん作品のいつものクドさもあまりなくて感情移入しやすかったし、一番感動しました。物語は多少突っ込みどころもありますが、この作品の本質的なテーマは強烈に伝わってきて涙が止まらなくなりました。とても良い舞台でした。
満足度★★★★★
感動しました!
最初から最後までハラハラドキドキ、そして高校生たちのやりとりにほっこりしながら観てました。自然にそれぞれの立場に自分を置き換えて、自分だったらどう思うのだろうかと考えてしまった。
満足度★★★★★
感動!
3回目観劇しました。翌朝起きた時に目が腫れているのが嫌で、泣かずに観ようとしたのですが、、、負けました。無駄な努力でした。
ところで、オープニングの演者紹介は役者名ではなくて役名の方が良いのではないかと思います。両方併記が一番いいけど。
満足度★★★★★
良質の作品
きちんと作られている。
だからこその感動なのだろう。
客席はすすり泣きがあちこちで聞こえ、その声までもが、作品の空気に呑み込まれる。
そして、特筆すべきは俳優の巧さであろう。
ボクラ団義はかねてから気になっていた劇団だが、いい形で観ることができ、満足している。
満足度★★★★★
あなたの命は本物ですか?
重くなりがちなテーマなのに、アグレッシブで笑いもまじえて、でもちゃんとメーッセージは届きました。胸が熱くなりました。ありがとうと伝えたいです。