満足度★★★★★
観客は、ほぼみんな担任教師になった気分で観てるんだろうな。
キュン死。あの気持ちを味わいたくて生きているはず。あの気持ちを演出したくて教師をしている。なのに、現実には味わうのは、なかなかに難しい。なのに演劇は、数十分で多くの人に味わわせ、共感を生み出す。舞台演劇の力と可能性を見せつけられた。腰が抜けた感じ。切なさが抜けない。我が家の長女も春には高校生。あんなクラスに出会えるだろうか。あんな友達に出会えるだろうか。あんな気持ちに出会えるだろうか。せめて、この舞台を観せてあげたかった。収録してないのかな。映像発売を熱望する。▶どの作品を観ても、藤松祥子さんは素敵だ。素で会えば爽やかで可愛らしい女性だけど、舞台の上では、なぜか一抹の寂しさを纏っているように見えて、たまらない気持ちになる。今回も陰を感じて切なかった。魅力的。