うーん…
開幕していきなりのベッドシーンて初めて。シルビア・グラブさんが怖過ぎて魔女にしか見えない。愛されて解き放たれた後の普通の姿が美しい。魔女からのギャップが凄い。愛されることとストーカーは紙一重だということを、改めて思い知らされる。家族のある人との恋。どちらがアプローチしたのかにもよるけれど、「子供が幼い今は無理。時期が来ればどんな犠牲でも払う」という姿勢には誠意を感じるけどな。相手が今すぐ家庭を捨てられないこときっかけで、呪いのようなストーカーまがいの愛に心移りって腑に落ちない。出演者が演劇畑、オペラ畑、ミュージカル畑など、さまざまなバックボーンをもっているようで、何だか統一感がないように思えた。決闘への流れも、決闘自体も急展開で感情がついていけなかった。感情が寄り添える人物も場面も見つけられずに終幕してしまったなぁ。無念。