オーソドックス古典中の古典。郷愁、固執、羨望、別離、主従、出発…真新しいものなんて入る余地はない。その中で、ラストのカーテンには「ヘェ〜」と思った。浮浪人の田代隆秀さんの声が色っぽい。あんな声に憧れる。宮本裕子さんと平岩紙さんが花道を通ると、フワーッといい香り。ときめく。これまで観た中で最も好きな『桜の園』は、日大芸術学部演劇学科SAYONARA中講堂企画公演。ラネーフスカヤを演じたのは、今回シャルロッタの宮本裕子さん。本当に素晴らしかった。別の役を演じる今回、どんな気持ちなのだろう。
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2016/01/03 16:44
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