満足度★★★★★
緻密な脚本、魂削る役者の演技を生で味わう幸せ
DVDで観たことがあり、その時は緻密に隙なく紐づく脚本の秀逸さに惹かれましたが、やっぱ生の臨場感はハンパない。再演重ねた役者達の芝居の練り込み凄いや。各々の心情に「隠された筋」がしっかり通ってて、それを役者が影で作ってて色んな所で「あっ…」となる。まさしく魂削ってる。
終始背を向けたり伏せていることの多い岡本さんが、その間も感情を練り込んでいることが分かる一瞬があって驚く。
DVDで観た時は唯一の悪役と感じていた篠原さん役の行為の意味も、やっと感じることができました。
そして、怖いと評判の長嶋さん役、想いが深いっ。当初、逃避してたからこその客観視なのか。最後、岡本さん役に言うセリフから、色んなサイドストーリーの想像が湧き出てきて、心揺さぶられまくり。どこまで作り込まれているのか、私の只の妄想なのか・・・。30歳若かったら同人誌描くぐらいな感じ(爆)
〆に二宮・おぐり夫妻役、どうしても最後、目頭が熱くなる。少し想い重なって心えぐられるよ。
生で観れてホントに良かった。緻密なバックボーンが如何に芝居に深みを持たせるか、生でこそ感じとれるものの大きさを実感。