満足度★★★★★
緻密な脚本、魂削る役者の演技を生で味わう幸せ
DVDで観たことがあり、その時は緻密に隙なく紐づく脚本の秀逸さに惹かれましたが、やっぱ生の臨場感はハンパない。再演重ねた役者達の芝居の練り込み凄いや。各々の心情に「隠された筋」がしっかり通ってて、それを役者が影で作ってて色んな所で「あっ…」となる。まさしく魂削ってる。
終始背を向けたり伏せていることの多い岡本さんが、その間も感情を練り込んでいることが分かる一瞬があって驚く。
DVDで観た時は唯一の悪役と感じていた篠原さん役の行為の意味も、やっと感じることができました。
そして、怖いと評判の長嶋さん役、想いが深いっ。当初、逃避してたからこその客観視なのか。最後、岡本さん役に言うセリフから、色んなサイドストーリーの想像が湧き出てきて、心揺さぶられまくり。どこまで作り込まれているのか、私の只の妄想なのか・・・。30歳若かったら同人誌描くぐらいな感じ(爆)
〆に二宮・おぐり夫妻役、どうしても最後、目頭が熱くなる。少し想い重なって心えぐられるよ。
生で観れてホントに良かった。緻密なバックボーンが如何に芝居に深みを持たせるか、生でこそ感じとれるものの大きさを実感。
満足度★★★
大人の事情って複雑!!
「クラッシュ・ワルツ」は一つの事故によって、さまざまな大人の事情が暴走!!
事故現場前の家の夫婦はそれ?でも言われてみれば...................とも思ったりして...............。
事故死した子のお母さんは、はじめなんか意地悪?とかって思ったけど、実はいろんな事情を知って、かえってかわいそう?とか、そのうえ別れた旦那はそうくる?って感じで.............もう大人の事情暴走しまくり!!
事故を起こした女性は、後姿とはいえ観客の前で生着替えするし...............ちょっとびっくり!!
でもその時、子供のお父さんは後ろを向いてたのに、事故現場前の家の主がそれをじーっと見てたのはおいおいって!!
とま~ぁ、こんな感じで大人の事情暴走しまくりだったけど、最後のワルツとか、ところどころ笑えるもあった。
「シャベル男女」
おまけのアフターシアターは台本見ながらしゃべるって感じなんだけど、演技さながらの読みっぷり!!
でもって途中から、今日お知り合いになった方の娘(森菜摘)さんが出てきて...................。
かわいらしくって、結構お上手でした!!
来年からは演劇の大学に行くそうですが、さらに磨きをかけてがんばってください!!