雨湯口 公演情報 はりか「雨湯口」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ポテンシャルに期待
      誰が狂気に陥っているのか? 客観化できない仕組みになっている点で不思議なテイストの作品になっている。

    ネタバレBOX


    ちょっと変わっているのが、フライヤーに記されている公演内容だ。0蹴りから始まり、1名前について 2帰省 3結婚式について 4母の記憶について 5愚者の覚悟 6姉妹 7不具者 8母の恋人 9愚者の覚悟2 10聞いてあげる 11母の記憶 12執り行う人 13名前。因みにオムニバスではない。
    公演は観てもらうとして、若書きの典型ではある。而も、この作家のデリケートな感性の持つポテンシャルが、今後どのように花開いてゆくのかを予測することがかなり難しい。プロとして開花する為には、一方で、現在の柔らかくデリケートな感性を維持しつつ、一人称世界を三人称世界の認識の鑢で削ることができるか否かに掛かって来よう。若い作家に先ずは「風姿花伝」辺りをキチンと読みこなし初心にしっかりした羅針盤を当てる作業をお勧めしたい。今後の活躍を期待している。

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    2015/09/26 12:20

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