唄わない冬 公演情報 演劇集団 砂地「唄わない冬」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    光の雨?
    ちらしにあるやつ何だろう?と思ってたが芝居観てその謎が解けた。

    ネタバレBOX

    序盤の男女の激しい取っ組み合いは(前作のアクションもやはり序盤にあって同じ感想を持ったが)、至極不自然で効果もあまり感じられず白けるだけ。役者が体当たりなだけに批判するのは心苦しいのだがそれゆえ余計にとも言える。擬闘は要らないしむしろ自然な動きにした方がこの作家作品には合ってる。客の中に声に出して笑ってる人が一人いたがこれも興ざめするどころか退出してほしいくらいだった。もちろん笑えるシーンはなくもなかったがこの芝居における笑い声はさながら携帯のバイブのようで、笑ってはいけないシーンで笑うのはもってのほか。出はけが一切なく暗転もない構成はへたするとだらだらと弛緩しがちだが、ずっと緊張感を持続させていたのでこの作品に合致してたと思う。最初から最後まで鳴っていた秒針の音が誰かを何かを急き立てているようでもあり二人の悲しい結末を予兆するリズムのようでもありあるいは永遠に解けないものがあることの象徴のようでもありこの芝居の軸として奏功してた。この作家、オリジナルの方がおもしろいと思うは私だけか。

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    2015/08/27 10:16

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