満足度★★★★★
相変わらずの熱い芝居でした
椿組花園神社野外劇三十周年記念公演「贋作 幕末太陽傳」
芝居が始まる前、何も知らない連れが下元史朗さんからアイス最中を買い、一緒に食べました(笑)
そして、劇中で映画館に貼り出されていたポスターがフェデリコ・フェリーニの「道」で、ジュリエッタ・マシーナとアンソニー・クインがデカデカと描かれていて個人的にはツボでした。
フランキー堺の映画を予習していたのですが、内容的には全く(?)関係なく、映画を作る方の脚本家と映画をかける方の場末の映画館主がお互いを別の自分としてシンクロする芝居。
やりたい放題の監督に翻弄される脚本家、経営難で潰れかかった映画館を愛して止まない映画館主。
この二人の映画への愛が物語を紡いでいく。笑いあり、涙ありの素敵な芝居。
ワガママな監督、金策に奔走するプロデューサー、鼻につく売れっ子俳優、映画館に暮らす映写技師、映画館主を支える健気な妻などなど、生き生きとした登場人物が素敵。
因みに最前列で並びの直ぐ隣にに流山児さんが居てビックリでありました(笑)