満足度★★★★
華やかな舞台
第一印象は、江戸情緒が感じられる雰囲気のある公演である。
ちょぼくれ...江戸時代の大道芸や門付け芸の一つであり、鳴り物を手に口上に節をつけて歌い踊る。
さて本公演の時代背景は、江戸中期の田沼時代...重商主義政策の下で花開いた江戸文化(芸道)がイメージでき、その華やかさが見事に現されていた。その観せ方として、客席は凹型で三方(正面と上・下手にも座席)が設けられ、役者は舞台と客席前方との間の通路も利用し、広いスペースの中で生き活きと動き躍動感にあふれていた。
そして、この芸人一座に特別な芸をもった「花咲男」が加わり、匂(臭)うほどの騒動が...。