満足度★★★★
ファンタジーこの時期にタイムリィな作品であった。“史実に忠実なファンタジー”とあったが、ファンタジー要素はあまり感じられず、 かといって、いつもの居酒屋ベースボールの“乾いた生々しさ”のようなものもあまり感じられず、とても微妙な感じがする。心に痛いシーンもあった、救いのないファンタジーは哀しい。
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2015/06/02 11:00
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2015/06/03 11:11
2015/06/02 20:50
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読ませて頂いて納得できる部分も出てまいりました。
確かに冒頭の紫陽花から始まる台詞、長く、?という感じでした。が、ラスト、登場人物たち三人が語るその台詞にああこういうことか!とすんなりと納得。紫陽花と傘、確かに戦場には不似合いな、それでいて鮮やかな美しさ。衣装にいろいろ物申すがあったようですが、赤いブラ紐でも、今どきのブーツでも“ファンタジー”の要素として“有り”だと思いますし、それが救いのような気もします。(個人的には母親が赤ん坊を窒息死させてしまうところ、痛かったです。思わず口を覆ってしまいました。追い詰められた母の気持ち、これしか方法がなかった・・・悔やみと罪の悲しさ。後を追いたくても、もう一人守らなくてはならない娘、今は死ぬ事もできない・・・子を持つものにはなんとも痛いシーンでした。)
考えてみれば・・・始めから和傘に違和感を持っていました。
この違和感がこの話に巻き込まれる導入部だったのですね。