満足度★★★
追憶編も鑑賞。こちらは笑いも盛り沢山の聞き込み演劇。/約75分
2バージョンから成るこの作品の柱を成すのはあくまでも望郷編。
追憶編はそのスピンオフ的位置にあり、両編共通の主人公がトラウマを抱える原因となった、学生時代のある出来事が描かれる。
一言で言うなら、学内裁判劇、と言うよりも、学内聞き込み演劇。
ある件に関する取り調べの様子が描かれ、話はそうした演劇らしく時を追うごとに緊張の度を増していくが、その一方で作・演出家の遊び心も満載で、取り調べというシチュエーションを上手く生かした滑稽なやり取りの数々に吹き出すことたびたび!
というわけで、総じて面白くはあるのだが、先に望郷編を観てないとチト話を把握しづらいかも。。。
それから、時間的に望郷編に先行しているため、望郷編に話をつなぐ必要性から劇を締めくくりづらかったのか、結末はいま一つ。
これは致し方ないでしょう。
なお私は望郷編、追憶編の順に鑑賞しました。