20000ページ 公演情報 文学座「20000ページ」の観てきた!クチコミとコメント

  • だからアトリエ公演は好きだ!
    初回公演を観劇。上演時間2時間10分強、休憩なし。

    いやーお腹いっぱい(^^ )とても楽しめた。
    あっという間の2時間だった。
    ラストの展開は、自分の予想と違った。

    観客の一人曰わく「アルジャーノンの二番煎じ」と。
    言われてみると……流れ的にはそうかもしれない。
    でも、①“頭が良くなる”内容が違うし、②主人公がその能力を手に入れた後、主人公が苦悩する方向性(?)が違う。

    主演のトニー、彼の主治医の女医が印象に残る。
    本当にこの二人の台詞回しはすごい。
    「これ、何ページ分一人で話してんのかな?」と何度も思うほど。でも、ちゃんと理解できる。独りよがりでない。

    そう、この作品、台詞が面白い。
    その台詞を用いて、文学座での稽古?レッスン?訓練?が垣間見える場面があります。

    真実の歴史を知ることの苦悩、その歴史自体には無関心な人々、周囲に対して、また過去に対して何もできない苦悩、そんな中で当事者から突き付けられた衝撃の一言、歴史(過去)を軽んじ科学を至上とする者達、その先にあるもの、そのラスト。

    これだから、アトリエ公演は好きだ。

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    2015/04/16 23:32

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