満足度★★★★
リア銃
第一部の“少年たちの青い思考”、第二部の“自由人の家族たち”、
そして第三部の“教師たちも普通の大人”という3つの視点が面白い。
戦中に銃をくすねたというボケた祖父や、父親・叔父さんがいい味出してる。
弾丸の入っていない古い拳銃を持ち歩くことで変貌していく若者たち。
2時間半の長さを感じさせない展開で、何気に出てくる小さな笑いも外れなし。
キャラの立った登場人物に存在感があり、
10代の台詞にみずみずしさがあふれていて素晴らしい。
個人的には”その先が知りたい”感満載のエンディングがちょっと物足りない。
「お守り」は、いったい何を守ったのか…?