少年は銃を抱く(満員御礼で終了しました。御感想お待ちしています) 公演情報 MU「少年は銃を抱く(満員御礼で終了しました。御感想お待ちしています)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    狙撃
    面白い。140分。受付まわりはもうちょっとしっかりやって。

    ネタバレBOX

    一部
    ロック歌手の江口が庭で死んでた家(江口ハウス)の運営者の長男・光雄(小沢道成)は、祖父(小野塚老)からもらった拳銃を「お守り」として仲間に配る。
    二部
    江口ハウスで不登校児らをバックアップする光雄の父(成川知也)や小説家志望の姉(真嶋一歌)、光雄がレイプされたことなど明るみになり、光雄のいとこ(斉藤マッチュ)と光雄は取っ組み合いとなる。
    三部
    江口ハウスと拳銃のことで会議となるが、学校に入り込んだいとこは恵美(小園)を傷つけた野崎(山崎カズユキ)を誤って撃ってしまう。そして恵美は、自分の体験を校長(久保亜津子)らに語る…。

    登場人物がみな生き生きしてて、動きもあって楽しめる。傷を負った少年らが銃を手にすることで再生を図ろうとするところを原点に、その家族や教師らという背景も描き舞台的な厚みがあった。単純に笑えるとこも多いし。大岡山(岡山誠)のイジメネタとかウケた。
    傷ついている人間が武器を手にし、精神的な安定を得るという、ちょっと変わった着目点もいい。大抵の人間は改善したわけだが、いとこが罪を犯し、銃殺(祖父に)されたというように、銃でない別のものが支えになるといいなということか。光雄の父とか笹野(佐々木なふみ)らのかるーい会話も、銃に代わるものになるんだなと。

    二部が一番面白かったかな。別にオムニバスでもないけど。逆に、三部はやや冗長な感じ。江口が庭先で死んだのはボケた祖父の銃撃だった的なオチは、あんまピンと来なかった。

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    2015/03/28 20:28

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