期待度♪♪♪♪
余計者
自立にとって、家族など単に余計者であるに過ぎまい。要するに邪魔である。が、おぎゃあと生まれて独立するまで、ヒトは誰かの世話にならざるを得ないのも事実だ。そして、多くの愛情を受けた者ほど、いざという時には強いものだ。一方、互いのエゴが露骨にぶつかりあったり、政治的に敵の人質にとられることを意識せざるを得ないのも、肉親というものの厄介な点であることは言うまでもない。同時に、自らのアイデンティファイに、最も自然発生的に関わる社会的単位でもある。それゆえ、意識にも多大な影響を与える、頗る厄介な代物、それが家族という名で表される関係である。だが、誰も、己の命の代理人とは成り得ない。そこに、実存の根拠があるのもまた事実なのである。にゃ~。