満足度★★★★★
覗かれる人生芝居の味わい
今回公演…消滅危惧地域となっている北国の辺鄙な地ホタムイが舞台になっている。わが故郷も山間部の豪雪地帯だった。懐かしさとともに、現在の境遇(都市部には演劇、映画、音楽等の文化に触れやすい環境下にある)は恵まれていることを痛感した。
僻地教育に情熱を燃やした教師の通夜、卒業生の想いは分かるような気がする。さらに地域が家族そのもののような絆の強さがあり、見方によっては過干渉かもしれない(笑)。
さて、芝居屋の公演が好きなところは、演技がしっかりしているところ。もちろん脚本・演出は秀逸である。今回、脚本・演出を行っている増田再起氏の出番が少ない。そして、本公演はオーディション(1名)以外は、劇団員だけで上演しているという。当日配布の「芝居屋とは」からその趣旨は読み取れた…
(後日追記)