満足度★★★★
着眼点と発想が好み
まず入場時に、
下手側のバルコニーを使うことをスタッフさんが説明してくれて、
少しでも見やすい席に座れるよう ギリギリまで配慮してくれてるところに好印象。
リーフレットの人物説明もありがたかったです。
写真もカラーで役者さんの顔も見やすく、
ほぼ衣装姿だったので
舞台上で観たときに悩むことなくて、こちらも助かりました。
リーフレットに世界についての情報があるよ、という旨も
前説で言ってくれるのも親切。
脚本も舞台美術も濱崎さんでしたけど『スモーク』での生々しい、
人間の息づかいを感じた舞台美術とは全然違う雰囲気で、
造られた空々しさ、空虚感、
でもそこにある管理された美しさ…みたいなものを感じました。
公演時間95分で、
現代ものでなく、
教科書で読んだ歴史でもない
オリジナルの世界観を表現したのは見事だと思いました。
役者さんたちも各々の個性があり、
実力も高いところで安定しているので
安心して物語に没頭できました。