満足度★
らしさがちょっと
王子小劇場は斬新な劇団を輩出してるのでその聖地でのソラトビヨリstの観劇はとっても期待してました。
だけど今回はいまひとつだったかな。
うーんなんでしょ。ソラトビヨリらしさがなかったというか。結成したばかりの若手劇団みたいな感じだった。内容も見つくした感じのある閉鎖的未来図。
前はもっと面白い劇団だったのにちょっと残念。
満足度★★★★
イマに対する皮肉・警鐘に満ちたダークな未来図
80年代後半あたりのアメリカ映画(?)にあったようなダークな未来図。
没個性をよしとする画一化教育や、(一部の)感情の喪失、「死」に関する感覚の麻痺などイマの世相・風潮に対する皮肉や警鐘を盛り込み、ビターな仕上がりに。
前半はピリリと辛口だったり多少の苦味が感じられたりな部分があるも基本的にはコミカルで口当たりが良いが次第にビターテイストに転じ、結末もかなりビターながら娯楽性を損なわない(私見)のは巧み。
満足度★★★
何とは何?
人が何かを無くした世界から新しい世界のはじまり。怒り、殺意、喜び 、愛情、悦び、etc・・。人の感情は様々ある。どの意思が無いのかはたまた全てが無いのか?それとも感情意外のものなのか?観劇しながら「何」を無くしたのか考えていたが、と同時に矛盾も見えてきてしまい・・全体を通して「何を無くしたんだ!」という明確さが無かった様に私は思います。勿論、私が未熟なだけかも知れませんが。時間の関係もあるかと思いますが、もっとシンプルに伝える舞台でも良かったかなと思いました。ただ役者の元気一杯の演技には拍手!
満足度★★★★
これからの世界
人としての感情をテーマとしているのが、良かったです。実際に心のある人間がするとは信じがたい事件・行動が多い世の中になっているので、将来、こんな世界になってしまうかもしれない・と感じました。ラストの意外性も良かったです。少し小ネタが多いのと、なぜこの人物が大阪弁?というのが気になりましたが、面白い舞台でした。
満足度★★★★
着眼点と発想が好み
まず入場時に、
下手側のバルコニーを使うことをスタッフさんが説明してくれて、
少しでも見やすい席に座れるよう ギリギリまで配慮してくれてるところに好印象。
リーフレットの人物説明もありがたかったです。
写真もカラーで役者さんの顔も見やすく、
ほぼ衣装姿だったので
舞台上で観たときに悩むことなくて、こちらも助かりました。
リーフレットに世界についての情報があるよ、という旨も
前説で言ってくれるのも親切。
脚本も舞台美術も濱崎さんでしたけど『スモーク』での生々しい、
人間の息づかいを感じた舞台美術とは全然違う雰囲気で、
造られた空々しさ、空虚感、
でもそこにある管理された美しさ…みたいなものを感じました。
公演時間95分で、
現代ものでなく、
教科書で読んだ歴史でもない
オリジナルの世界観を表現したのは見事だと思いました。
役者さんたちも各々の個性があり、
実力も高いところで安定しているので
安心して物語に没頭できました。
満足度★★
なんだかな
テーマは何となく分かるのですがコネタが多すぎて話が纏まらない印象。
照明の不具合があったようで、役者スタッフ総出でカバーしようと頑張ってらっしゃったので印象としては良かったです。ただ、最後のカーテンコールでお詫びされてしまいました。お詫びされても、客的にはどうしたら良かったのか?
後味悪い終わり方で残念でした。