一年振りの息苦しさ。
前回も同じ気持ちを抱いたのにまたやられました。始まってからしばらく続く「何これ…?」という消化されない胸焼けの様な感覚。居心地が悪い事この上なし。人間関係に疲れて出社拒否する時の心境ってこんな感じなのかなぁ。影響力あり過ぎです。心が疲れている時に観ると余計に疲れるかも。
人と人との繋がりに焦点を当てた作品。色々な家族が登場しますが、血族としての家族は一組だけ。他人同士が家族に見えるか・成り得るかという部分のほうに主軸があります。いくつものやり取りが重なって描かれていますが、それらを大きく全体で見てまるごと家族としていたのでしょう。
先のコメントにある様に、怪優が多すぎます!特にサンプル所属になった三名は必見。松井さんが側に置きたがる理由が分かります。他の方々も充分すぎる存在感。否応なく客観視する事になる舞台構造なのですが、だからこそ役者の異様な存在感を目の当たりにしました。