家族の肖像 公演情報 家族の肖像」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-8件 / 8件中
  • みた。
    よかったです。
    客席に驚きました。

  • 20080827
    (○´ω`○)ノ

  • 満足度★★★★

    空気の広がりがわかる場所
    客席のユニークさに目を奪われましたが、同時に同じ平面に観客がいないことで、芝居が作る空気の滞留のようなものまでが見えたことにちょっとびっくり。

    その透明な重さになんとなく取り込まれてしまいました。

    ネタバレBOX

    一人ひとりの役者の常軌の逸し方が、まるで平均台の上でかろうじてバランスを取っている姿にも見えて・・・。

    最初は気になっていた高いところからの視点も、お芝居が進むにつれてその視点でしか見えないものに対する評価へと変わっていきました
  • サンプルのサンプル。
    「サンプルは、本当に“サンプル”なのだな」と思いながら時間を過ごした。

    非理想的で、歪んでいて、しかしどこか現実的な現代家族の姿。
    作品には、それっぽい暗喩が散りばめられている。

    と同時に、サンプル自身のサンプル化が際立った作品だったとも思う。
    松井周の得意とする台詞回しやくすぐりどころがふんだんに使われており、
    ほとんどネタ見せのような状況だったといってもいい。
    物語が見たいな、と舞台を見下ろしながら、少し思わされた。

    ネタバレBOX


    人間の外見は入れ物で、中身は入れ替え可能という話は、興味深い。
    興味深いが、どこか手垢がついている感はぬぐえない。
    手垢がついているなりの提示の仕方もあったろうが、
    最終結論として持ってこられたので、逃げ場なし、の状況であった。

    個人的に、“家族”は特に興味のあるテーマとして捉えている。
    が。サンプルの提示に終わった今回は、「なるほど」の一言に集約される。
  • 満足度★★★★

    「今」をおさえる
    こういう形で評価が高い作品に会うと、これを楽しめるかどうかが分かれ道、というか王様の耳はロバの耳、的に試されているような気がしてくる。プレッシャー。おもしろいのはわかってる。でもそれが自分の持っている隙間にはまるのかどうか。

    ネタバレBOX

    前半での突き放され感覚は、前回に引き続いて私にはサンプル作品はダメなのかとちょっと絶望的にもなりました。若干眠くもなりながら。それで逃げてしまおうかとも。それが意外にも途中からしっかり世界に連れ込まれました。私のきっかけは木引優子さんと江原大介さんのおかしな浮気場面でした。

    途中から雨とカミナリが激しくなったのが、まるで演出に思えたほどのはまりようでした。台詞が聞こえなかったのでは、と終演後にお詫びがありましたけど、それが聞こえる聞こえないじゃない雰囲気の勝利だったと思います。
  • 一年振りの息苦しさ。
    前回も同じ気持ちを抱いたのにまたやられました。始まってからしばらく続く「何これ…?」という消化されない胸焼けの様な感覚。居心地が悪い事この上なし。人間関係に疲れて出社拒否する時の心境ってこんな感じなのかなぁ。影響力あり過ぎです。心が疲れている時に観ると余計に疲れるかも。
    人と人との繋がりに焦点を当てた作品。色々な家族が登場しますが、血族としての家族は一組だけ。他人同士が家族に見えるか・成り得るかという部分のほうに主軸があります。いくつものやり取りが重なって描かれていますが、それらを大きく全体で見てまるごと家族としていたのでしょう。
    先のコメントにある様に、怪優が多すぎます!特にサンプル所属になった三名は必見。松井さんが側に置きたがる理由が分かります。他の方々も充分すぎる存在感。否応なく客観視する事になる舞台構造なのですが、だからこそ役者の異様な存在感を目の当たりにしました。

    ネタバレBOX

    代わる代わる弁当が食べられていくのを見て、「わざわざカロリーを摂取しながら人間は何をやっているのやら」と思ったり。前回が「カロリーの消費」というタイトルだからこそ思い至ったのでしょうが。
    『舞台上の物と人間の境目をなくしたかった』というアフタートークを聞いて、散乱した品々が死体に見えてきました。
    どうでもいい話ですが「ワ~ルズダッチ」以来、辻美奈子さんを拝見すると「あ、お姉さんだ」と思う様になりました。それ以前も観ているのになー。
  • 満足度★★

    劇場だけでも見る価値有り
    劇場となっているアトリエ?がとても良い感じです。
    劇中の客席がまた良い感じにライトが当たって幻想的・・・!?
    これだけでも来た甲斐があったってもんだ。

    劇内容は、正にフライヤーのイメージ通りって感じでした。
    年食ってる方ほど評価が高くなりそうな予感。

    ネタバレBOX

    これは登場人物の誰かに感情移入して見るのが正しい見方?なんだと思う。
    いろいろな「私」になりえる登場人物が登場する。

    が、誰にも感情移入できず、なにか波に乗り損ねた感あり。。。

    劇中もずーっとセットに感心してました。
    アスレチックみたいで、下手したら壊れそうな観客席こそ、最大の見せ物、、、なのかもしれません。
  • 満足度★★★★★

    傑作
    終演後に観にきていた知り合いの俳優さんと話していて、
    「演劇って何が面白いのかが本当にわからなくなってきた」
    って言ってたんだけど、そういう感じで傑作。
    てか怪優が多すぎる。

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