満足度★★★★
捻り、イロニーがあれば。
まず、舞台セット(仕掛け)は素晴らしい。そしてキャストのキャラクターを意識した演技は安定感があって安心して観ていられる。
脚本は、あまり捻りが感じられず、小じんまりとまとまったようで、本来の劇団のカラーが出ていないように思う。
宇宙開発が政府主導ではなく、民間企業の共同出資で行われるという現実感、そこに隠された思惑がチラつく。
公演はコミカル仕立てだが、その底流には、閉鎖的状況下における人間のエゴ、民族的問題を意識した描写が見え隠れする。この硬派的な投げかけをコミカルに軽く流すと言うイロニーが弱かったようだ。
この記載は、いつもレベルの高い公演をしている劇団への期待の表れである。
2014/11/05 12:08
今回も観に来て頂きありがとうございました。
ご期待に添えるよう
今後も一同がんばりますので、
どうぞよろしくお願い致します。
タッタタ探検組合あおき