赤い鳥の居る風景 公演情報 世田谷シルク「赤い鳥の居る風景」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    スタイリッシュ
    難解。流石の不条理劇、やはり別役実。そこに、世田谷シルクのスタイリッシュな演出が追加され、掴み所のない微妙だけどとても綺麗な世界観を感じた。脚立の象徴性と食事のシーンでのコップのダンスが特に印象的。

    ネタバレBOX

    百花亜希の表現する実存感には震えた。目が見える見えないの部分ではなく、役柄の存在そのものの違和をねじ伏せる説得力。どう考えても不条理な価値判断や行動をそういう考え方をする人物が存在し得ると納得させる力量は素晴らしかった。

    オドリコの群舞は、それ単発でも成立するほどの完成度の高さで観応え充分。舞台装置や音響効果の替わりを動きと声で表現していたのが格好良かった。あまりにも活躍し過ぎて作品全体が演劇とコンテンポラリーダンスのセパレートになりかかっていたのは気になった。

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    2014/11/03 18:28

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