朱の半宵 ―アケノハンショウ― 公演情報 お茶の間ゴブリン「朱の半宵 ―アケノハンショウ―」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    和風ファンタジー
    祭、生け贄、神隠し、狐狸、あやかし、そんなキーワードの数々には思わずワクワクしてしまう。
    日本人のDNAに響いてくるような和風ファンタジー。

    ロビーで夏祭り的な出し物があったり、作中登場する踊りの振り付け講座があったりと、
    作品以外でも色々と楽しませようとする気持ちが伝わってきました。

    気になった点。
    作品の世界観と外れるアドリブや、前作にもあった無茶振りのコーナー的なものは必要なのかな?と感じました。
    2時間という長めの舞台なので、その息抜きとしては良いのかもしれませんが、
    それなら90分くらいでぎゅっと詰め込んでくれた方が私は好みです。

    今回過去2作より広めの劇場に変わり、ゆったりと観られたのが良かった。
    ただ、客席を使った登場シーンの多用は正直見づらいです。。。

    ネタバレBOX

    あかねが再び神隠しにあう冒頭のシーンは、今後の展開を期待させるワクワク感に溢れていて非常に良かった。
    中盤では、クシナが生け贄として選ばれる場面は真に迫っていて、
    村社会における長の絶対的存在、集団催眠的な狂気みたいなものが感じられた。

    少々中だるみは感じたものの終盤の勢いある展開も良かった。
    特に鳥居がゴゴゴゴっと表れる場面はド迫力で目を引きました。
    ラストのループ、あかねとクシナの立場が入れ替わっていたのは何を意味していたのだろう。
    また時間が流れて・・・と理解したのだけど、違うかも。

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    2014/08/10 16:13

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