満足度★★★★★
無題1174(14-222)
19:30の回(曇)。19:00受付、19:28前説(80〜85分)、19:32開演〜20:54終演。
「せかいで〜(2012/3@ブラッツ)」からで5作目、「オセロ(2012/9@APOC)」に続いてのシェイクスピア作品。
舞台上、出ずっぱりの8人、普通に立っているだけなら普通の人たち。「獣の仕業」の過去作品から想像しようとしても「喜劇」の2文字は答えとしては出てきませんでしたが、先日、「マクベス」を素材にした作品や「鮭スペアレ」の「弱法師」…利賀演劇人コンクール出演作…の公開稽古、を観たこと。原作を(端折りながらも)通読したこと。いろんなことが影響しているのでしょう、とても個性的、動的な作品に仕上がっていたと思いました。
取り急ぎ。
2015/06/26 17:52
いつもお世話になっております。
空騒ぎの上演が去年─2014年の7月になりますので約1年が経過してのお返事となります…遅れ馳せながらも度を越した不義理で大変申し訳ありません。
改めましてご来場誠にありがとうございました。
獣の仕業の「喜劇」いかがだったでしょうか?
過去の公演を複数ご覧頂いている他のお客様には「空騒ぎが一番好き」と仰る方もいらっしゃって、それだけ喜劇の手触りというのが私達の履歴の中では異質で、特別なものだったのだと思います。
俳優や稽古場からの視点に立って考えますと、獣の仕業で現時点で必要不可欠な要素が「熱量」と「圧力」なのですが、悲劇の条件が整えば自然、熱量が生まれてきます。
ですが環境や物語が滑稽であったり軽妙である空騒ぎで、過去作品と同等の熱量を出すのには結構苦労した思い出があります。
結果、空騒ぎではいつも以上の俳優自体からの出力が求められていたと思います。
演出としては、いつも以上に動きのある作品創りを心がけました。
リフトや側転好転バク転など、作風のようにアクロバティックな見た目をと…
あれだけグルングルン動くのはどんな作品でもできることでは(私の技量的に)ないので、非常に刺激的な体験をさせて頂きました。miss_you様にも感じて頂けたようで、何よりです。
予断ですが、鮭スペアレさん、公演情報をこれでもかと逃しております。
オススメ頂いたのでぜひ拝見したいので、今年中には…!(劇団さんのご予定次第ですが)
一年越しの感想となりお恥ずかしいですが、時が経って思い出すと改めて感じることもあるようです。
未熟な私達ではございますが、何卒今後ともよろしくお願い致します。
立夏