満足度★★★★
優しい相談だった
観劇当日は、バケツをひっくり返したような大雨…それでも満席状態。
さて、目に見えないあやしきもの…妖怪は怖がられたり、忌み嫌われるイメージだろうが、本公演の妖しきものは、とても愛すべき存在として描かれている。
芝居は、「古ぼけた小さな中華料理屋。 二階の突き当たりの六畳一間。 配達のバイクで転倒事故。 退院して久しぶりに帰ってきた部屋。 そこにいたのは、見知らぬ男だった。 その男は」 妖しきもの、そして次から次に現われる妖しきものと不思議な出来事がこの物語である。笑いと少しのペーソスが散りばめられた味わい深い作品である。会場全体が温かい雰囲気に包まれ、サクラの香りが…本来感じられない芳香まで印象付けられる好公演であった。
家路につく頃にはすっかり雨も上がり、目に見えない”埃”も流され清々した気持ちになった。
今後の公演も楽しみにしております。
2014/06/30 19:46
香りまで感じていただけるなんて!!
本当にうれしく思います。
また別のあやかしが劇場にいたのかもしれません。
今後も精進してまいります。
何卒劇団だるま座をよろしくお願いいたします!