満足度★★★★
翻訳劇の醍醐味
かなり前のreviewです。
舞台はNY。ひとり5000ドルの大金を講師に払い10週間の特別講義を受け作家を目指す若い男女4人。
玉置玲央君演じるひ弱なマーチンがとにかく魅力的で!講師のレナードにニャンコちゃんなんて呼ばれたり、自意識と自信の無さ、本能と拙い正義感。主役はレナードじゃなくてマーチンだった気がする。ニャンコみたいな変幻自在に舞台を漂っていた!
相変わらず男前で良い声のばっち。ダグラスは超イケメンで裕福なのに、ダサい。相葉裕樹らしからぬダサいリュックサックw
黒木華ちゃんは蒼井優似な印象だったけど舞台で観ると全然違う。体つきは小さいけどグラマラスでとても女性的。終盤で髪をおろし男性用Yシャツだけの姿で登場した時は、ハ!@ω@とした。黒川智花ちゃんが黒の下着上下にシャツを羽織っただけでソファーやテーブルの上ではしゃいだシーンよりもセクシー。
黒川智花ちゃんの役もはまり役。才能はまぁまぁ、美貌と野心は満々な小悪魔。脱いだ時よりゆるふわセーターにタイトスカートの方がエロくて。
主役の北村有起哉さん。彼ってこんなにダンディな大人?50歳の大学講師の役?渋ッ!まるで御父様(北村和夫)の様な重厚感。毒舌も批判もずっと聴いていたくなる台詞廻し。存在感も演技力も申し分なくて、でもカワユ(#´д`)
こうゆう軽妙でいて濃密な会話劇、良いわぁ♪モロ好み。翻訳戯曲に有りがちな、知的で小粋でお洒落でリッチ。それぞれ面倒臭いけどみんなお茶目さん。めんどくさいの好き(笑)心地良い作品でした。