閃光 公演情報 reset-N「閃光」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    Tokyoでナンバー1(暫定)
    「私小説」ならぬ「私演劇」は、メタ構造を用いて三人の夏井さん(作家)が登場する。それらが格闘し、浸食して行く様は、普遍性を持ってぼくらの領域まで浸透する。

    スタイリッシュであることや、過去の生々しい自己たち、「ヌーヴェルヴァーグを始めた」ことなどに触れつつ、全ての観客が脱落しないようにフォローして、それがユーモアにまで昇華してることが素晴らしい。

    メタ構造って言ったら、頭使いそうだけど、これくらい頭は使って当然。村上春樹の小説を読むときくらいの頭の使い方はしたいよね、演劇見てても。2008年、東京でナンバー1。

    この独特な劇構造が、くまなくフォローされている客観性に一役も二役も担っているだろう、ドラマトゥルクの長島確さんにも心からリスペクトします。剥き出しなのに美しいギリギリを攻めてる。

    ネタバレBOX

    最後のUA、個人的に大好き。
    あと俳優(というよりも本人)夏井さんの生々しさは必見(笑)。

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    2008/07/25 02:11

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