満足度★★★★
洗練と深みをどう同時に表現するか
芸能界には、決してコイツとだけは組みたくない、とか一緒に出るなら自分は降板するとかという関係が存在するという。今作は、その手の話だ。無論、誰しもこういう人は自分とは合わないとか苦手だとかいうことはあろう。余程、意識し努力して壁を乗り越えようとし、且つ、自らの利害がそうして乗り越えた時にしか拡大できるのでもなければ、矢張り自分でそのような努力をする気にもならないのは自然かもしれない。芸能界等の場合、自分の個性を売っているわけだから、合わなければ一緒に仕事はしない、というのが当然の流れなのかも知れない。きっかけは色々だろう。同じ人を好きになって仕舞って恋のライバルとは上手くゆかない、とか。