満足度★★
前評判通りの
ストーリー的には、三流昼メロみたいな展開で、やはり、「オペラ座の怪人」で感動した人にはちょっとおススメ出来かねる作品でした。
かと言って、「オペラ座の~」を観てない人には、余計面白くない作品だし…。
どっち道、あまり推薦はできないかも。
ファントムとクリスティーヌが主役と言うよりは、メグ(オペラ座のラストで、仮面を手に取る踊り子)と、クリスティーヌの息子グスタフが主役のスピンオフ作品みたい。
とは言え、オペラ座より更に難曲だらけで、よりオペラチックな歌曲を、各キャストが流麗に歌いこなす様はお見事で、一見の価値(一聴の価値)あり。
残念ながら、市村さんのファントムは拝見したことがないので、あのオペラ座の方のファントムに脳内変換して、彼の名唱に浸りました。
濱田クリスティーヌ、笹本メグ、香寿マダム・ジリー、松井グスタフも、皆さん歌唱も演技も文句なし。初ミュージカルの橘さんも、演技も大健闘されていました。
このキャストで、「オペラ座の怪人」の方を観られたら、どんなに良かったことか…。まあ、実際ありえない願望ですが。