「髄-zui-」 公演情報 護送撃団方式「「髄-zui-」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    話の髄になる部分は・・・。
    凝った舞台美術、メイク、客入れ諸々、丁寧にされていると感じました。テーマとしては賛否が分かれるのかもしれませんが、キャラクターも濃くて面白かったです。唯一ストーリーの複雑さが難点だったようにも思えます。以下

    ネタバレBOX

    白衣を着ていた劇団員さんが、実は全然関係ない役立ったというのは面白い。
    美術は光るパネルモニター、中央の髄がいるカプセル、テコ?を使った自動扉など、面白いギミックが色々で楽しかったです。アンプが上に吊り下げられているからか、音量が大きい割に耳障りでなく良い。一方フラッシュはキャストの移動に利用していて演出としては面白いが、眩しくて結構目が痛かったです。
    福島やチェルノブイリといった核施設に絡めた物語は、重々しくも自身には共感できるところがある。結局は原発でしょという意見も分かる。ただ一番は時間を止める泉の件をはじめ、動機付けがやたら薄い箇所は気になりました。そして主人公の記憶によって変わるシーンは素敵なのだけど、時間軸の流れがイマイチ把握しきれませんでした。最後は迫真なのだがちょっと付いていけずに残念です。あくまでも謎を主軸に置くなら仕方ないけど、もう少し観客の理解が付いていける流れだと楽しめるんじゃないかと思います。
    記憶を奪う者と見てしまう者、覚えている少年と忘れる少女、相反する交流はどこか切なく暖かいですね。キャラが濃くて、2時間以上には全然感じず楽しかったです。ありがとうございました。

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    2014/04/14 15:28

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