満足度★★★★
まずは3日と5日に
劇団員のみ、特徴的なダンス的表現は封印しての濃密な(とはいえアマヤドリの特色とも言える軽妙な語り口は健在)会話劇。
人物造形がしっかりしていて、登場人物それぞれに説得力あり。正しいかどうかは別にして「この人はこういう理屈で行動しているんだ」と理解できるというか。
実は最初に観た時は「どの人物も憎めない」ではないし「各人物に共感」も違うな…と思っていたが、2度目に先述の表現が浮かんでスッキリ。
1回目で全体像を観たので2回目は各シーンで極力1人の人物だけ見ようとしたりして。(おそらく今後も)
また、実際の位置関係とはズラした位置関係によって、その人物たちの「心の位置関係」を見せる(と解釈した)空間構成も巧いんだよなぁ。