満足度★★★★
アマヤドリで 雨宿り
生憎の雨であったので文字通り、アマヤドリで雨宿り、というオチ
開演待ちの間のBGMはない(苦情では、ありませんよ)
少しずつ客席が埋まっていくのを 寡黙に待っている客ばかり。唐突に芝居は始まるが、す…と臨戦態勢となる観客席、見事、と感じた
最初は 追い詰める側が 今度は 追い詰められる側となる
相手の闇に斬り込もうとした側が 今度は自分の内にある闇に取り込まれる
最後のほぼ20分たらずの場面が 息をつめるほど、いい
これをどう解釈するかは様々だろうが 愛している という言葉を使わないだけにかえって切ないほどの愛が伝わってきた
ヌレギヌ というタイトルは秀逸
冤罪そのもの という意味も、だし 男女間の誤解、行き違い の暗喩という気もするし
初見でしたが 追いかけたい劇団が増えました