満足度★★★★
コワいコワい…
孤島(?)での仕事の唐突な誘いを請けた青年の驚くべき体験…。
序盤はよくワカらない仕事に就く青年に感情移入して漠然とした不安を感じたが、事情が明かされるに従いそれは超自然的なモノに対する畏怖へ変容し、ある人物の「反乱」に至ってはコワいコワい。
そんな物語、モラトリアムでぬくぬくしていないで現実と向き合いなさいと諭されているようで、胸の奥底がチクチクしたりも。
また、本人にとってのみ時間が進んでいず周囲は普通に経時変化していることから浦島太郎も連想。→終盤、真実を知って一気に老けるのではないかと…。(順番的には急に老いるイメージが浮かび、そこから浦島太郎を発想)
ちなみにほさかさんに伺ったところ、浦島太郎は全く念頭になかったとのことだが、エンディングについてはもっと悲観的な案もあったとのことで、それもそれでアリか、と納得。
なお、小玉さんの役どころは登場した時点では「あーやっぱり!」ではあったものの、その後は「そう来たかぁ!」でありました。(笑)