期待度♪♪♪♪♪
かぞく は記憶なのかー「新しい家族論」
文化庁イチオシの演出家・中野志朗が「かぞく」を炙り出す。
出演者は 3人。みな、「10年世代」である。
かつて文科省「ゆとり教育プログラム」の中心人物となり、政府の「新しい公共推進会議」委員の一人にも任命された、京都造形芸術大学教授・寺脇研。「教育崩壊」A級戦犯として著名だ。
しかし震災後、「新しい公共」関係の議論(渋谷)で垣間見た彼は、「過去の人」ではなかった。それどころか、寺脇の社会観は 今求められている連帯精神に基づく。(個人の主体性確立+社会的つながりの再興)
キャパシティ30人以下の小劇場で、中野志朗が見つめる先にある姿とは。
「かぞく」は、個人を束縛するものなのか。
どこからどこまでが、「かぞく」か。
巨大劇団に属する中野志朗。
光を探す その手に、今回3人の「役者」が集う。