満足度★★★★★
手が届きそうで届かない夢のような?
大楽を見ました。混雑のため、10分おしで開演。登場人物達の人生が愛おしく感じる、手が届きそうで届かない夢を見させて貰った感じです。派手さの無いリアルな話なのに、不思議なファンタジー感がある独特の芝居でした。評価が難しいけど、個人的には好きな作風です。
お父さんとお母さんは、どんな晩年を過ごしたのか?女装のマルコと黒服の女性は、結局一緒になったのか?続きが知りたいです。
感想として単純で申し訳ないのですが、黒服さんが本当に綺麗でした。この世の人間に思えず、最初幽霊オチかと思いました。マルコさん・黒服さんの目の芝居の応酬が素晴らしかった。涙が出ました。記憶が混乱したお母さんと娘達が名前を呼び合うシーンも感動しました。
ただ、ちょっと各シーンが綺麗にまとまり過ぎな気も〔ジブリ臭?〕しました。でも、寒い年の瀬に劇場にくるなら、こんな芝居で幕引きも悪くはないかな。でも今後のことを考えるなら、あとちょっとだけ、エグみを入れても良いと思います。